と、実は思っていました。

久方ぶりの「やられた音楽館」です。

こんなのビートルズであるわけないやろって...
冒涜しとるに違いないやろって...
だからヒイてました...
で...
ひょんなことからある方にプレゼントしていただいたのです。
何かって?
昨年発表された
ビートルズの新譜「LOVE」です..
いいですか?
「新譜」って宣伝してたんですよ?
変ではないですか!
ジョンもジョージももう鬼籍の人..
つまり、これまでにビートルズが録音した音源を使って
こねくり回した
きっと哀しいしろものに違いない..
..などと思ってヒイていたのでした。

ところがです!

こりゃ驚いた!

こりゃおもしろい!

ま、確かに「ウォーリーを探せ」的なおもしろさもあります。
様々なビートルズの曲を縦横無尽に切り刻み
コラージュしてあるんですから..

よくテンポとチューニングが合うもんだ..

こんなのも全部コンピュータでできてしまうのだね..

で、僕の言うおもしろさはリマスター部分なのです。

特にビートルズが凝りに凝って録音しまくった頃の曲..
マジカルミステリーツアーや
サージェントペッパーズの収録曲!

こんな音あったの!?

こんなギター弾いてたんか~!

一塊にしか聴こえんかったオケはこんなん弾いてたんか~!

などなどなどなど..たっくさん!

従ってこのCDはヘッドフォンで聴かねばならないです。

確かにマーチン親子の編集技量に負うところが大きいけれど..

僕が思うに..
彼等のビートルズへの畏敬の念に負うところの方が大きいのでは..

強烈な愛情を持って切り刻んでるから許せるのかも。

それに
この曲とこの曲合体させるか!?
..みたいなサプライズもすごいけれど

そのしっくりと来ること来ること!
ビートルズの曲を知悉してなきゃ絶対不可能なわざですね。
(でも実は僕的には1曲だけしっくりしていないのがあったのです...このアルバム聴いたことがある方のご意見を是非お聴きしたいところです...ヒントは「やはり弦が邪魔」)


「ウォーリー的おもしろさ」と言いますのは...

うん?このギターのストロークは何の曲だっけ?
とか
うん?このドラムのフィルインは何の曲だっけ?
とかとか
うん?このベースのリフどこかで聴いたことが..何だっけ?
とかとかとか 、のことです。

こりゃしばらくは謎解きに明け暮れてしまいそうだわ..
すでに、全世界で
謎解きに明け暮れている人...
めちゃくちゃいるでしょうね...